滞納歴があるけれど、お金が必要。
滞納や債務整理の経験がある人は、信用情報にその旨が記載されます。いわゆる「ブラック」の状態です。
ブラックの人は多くの金融機関で借入をお断りされる存在になります。なぜなら、返済の可能性が低いと考えられるからです。
しかし、ネットを検索すると「ブラックでも借りれる」などの文言が目に入ります。
本当にブラックでも借りれる方法はあるのでしょうか。
金融ブラックでも借りれる消費者金融や融資の方法について解説します。
目次
ブラックでも借りれる?|そもそも「ブラック」とは何か
ブラックでも借りれるかどうかを説明する前に、まずは「ブラックとは何か」をおさらいしておきましょう。金融ブラックが何かを理解することが、ブラックでも借りれる方法を知る第一歩だからです。
金融ブラックとはどのような状態か
金融ブラックとは、過去に滞納や債務整理を行い、信用情報に記録された人や状態のことです。
ネットでは「滞納などを行うと即座にブラック」というニュアンスで説明されていることもあるのですが、実際は少し違います。
金融ブラックはあくまで滞納などが信用情報に記載された人であり、滞納があっても信用情報に記載されていなければ金融ブラックではありません。
また、過去に債務整理や滞納が信用情報に記載されていても、記録が消えていれば金融ブラックではありません。信用情報は数年~10年くらいで金融ブラックの情報が消されるという特徴があります。
自分の信用情報は信用情報機関に申請すると取得することができますから確認してみるといいでしょう。
1日でも滞納するとブラックになるの?
過去にカードローンの返済で滞納したことがあったとします。返済日は3日で、1日遅れの4日に返済しました。滞納が即座に金融ブラックになるなら、この状態で既にブラックですよね。
金融機関の多くは1日くらい返済が遅れても、信用情報の記載まで行きません。口座に入金を忘れて引き落としできなかった。税金の引き落としが重なって、ほんの数円だけ返済額に足りずに引き落としできなかった。うっかりミスというケースがあるからです。
滞納で金融ブラックになる場合の目安は、61日くらいの滞納期間が目安だと言われます。
金融機関によっても異なりますし、返済への態度によっても変わってきますが、基本的に数日遅れたくらいでは金融ブラックにならないことが多いのです。
金融ブラックは借入禁止されているの?
金融ブラック状態の人にお金を貸すことが禁止されているわけではありません。滞納などでブラックになった人にお金を貸すことを禁止する法律は存在しません。しかし、ネットでは金融ブラックの人は借入できないという情報をよく目にします。これはなぜなのでしょう。
答えは簡単です。金融ブラックの人は信用が得られないため、お金を貸すのはリスクがあるからと、金融機関が貸すことを控えるから。
ここで重要なのは、金融機関は金融ブラックの人にお金を貸さないのではなく、あくまで「貸すことを控える」という点です。貸さないとは言っていません。
- 金融機関は、貸さないとは言っていない。
- 返済してもらえないリスクを考えて、貸すことを控えている。
この点を踏まえて、ブラックでも借りれる方法について考えてみましょう。
金融ブラックでも借りれる3つの方法
金融ブラックはお金を借りることはできないと思われがちですが、そんなことはありません。ブラックでも借りれる方法は3つあります。
- 金融機関から借りる
- 金融ブラックでも金融機関で借りる
- 家族に借りてもらう
ブラックでも借りれる方法①金融機関から借りる
過去に滞納した経験があるので、自分はブラックである。自分ではそう思っていても、実際はブラックではないことがあるのです。
前述したように、返済を1日遅れてしまった程度でブラックになることはほぼありません。
支払いが遅れたことがあるため、自分はブラックであると勘違いしているケースがあります。信用情報を取得すると、まったくブラックではないことも。
勘違いブラックの場合は、普通にカードローンなどで借入が可能です。ブラックでも借りれる方法を探す必要はありません。普通に申し込み、普通に借りてしまいましょう。
自分の信用情報を取得して、勘違いブラックではないか確認することをおすすめします。
ブラックでも借りれる方法②金融ブラックでも金融機関で借りる
すでに説明したように、金融ブラックでも法律は融資を禁じていません。金融機関によっては、滞納などでブラックになっていても借りれる可能性があるのです。
過去に債務整理が相次ぎ、返済も滞納ばかり。収入もない。このような、ブラック中のブラックならいざ知らず、軽微な場合はブラックでも借りれる可能性があります。
軽微なブラックの場合は、消費者金融などの貸してくれそうな会社を狙って申し込みをしてみるのも方法です。
金融機関の判断によっては、ブラックでも借りれる可能性があります。
ブラックでも借りれる方法③家族に借りてもらう
ブラックの人自身は借入が難しくなりますが、家族まで借入が難しくなるわけではありません。
妻がブラックでも、会社員の夫がブラックでなければ、夫は普通に借入可能です。夫がブラックでも妻がブラックでなければ、夫の信用情報は妻に影響を及ぼさないため、妻は問題なく借入できます。本人がブラックでも他家族なら借りれるわけです。
ブラックでも借りれる方法を探すときは他の金策も検討しよう
ブラックにお金を貸してはいけないという法律はないため、軽微なブラック(返済が遅れたなど)の場合はブラックでも借りれる可能性があります。
ブラックだと思っていても実際はブラックではないケースなども考えられるため、ブラックでも借りれる方法を探す前に信用情報を取得することをおすすめします。
ブラックでも借りれる方法の他に金策がないか考え、方法を比較検討することも重要です。
不用品売却などでもお金を調達できます。現金が必要なときは、不用品売却などの別の現金調達法も考えてみてください。